数多くのウェブサイトの中から
このサイトにアクセス頂き、ありがとうございます。
2013年6月に世界レベルの超省エネ住宅を竣工し、
入居して丸4年が経過しました。
そろそろ超省エネ住宅の光熱費のデータも安定し、
住みこなしも板についてきたところです。
そこで、
これから超省エネ住宅を建てようと考えている方に
私が経験してきたことや
建ててみてわかったこと
実際の燃費(光熱費)や快適さ
超省エネ住宅の家づくりの本質や
建てる前に知っておきたいことを
このサイトを通じて、
ユーザー目線で紹介していきたいと思います。
また、超省エネ住宅や建築の話だけでなく、
日々の暮らしを豊かにしてくれる
考え方や本、小物、雑貨、家具なども
紹介していこうと思います。
たまに来てみると
エコでココチよい暮らしをおくるための
ヒントと出会えるような
ゆっくりと過ごせるカフェのようなサイトに
育てていこうと思います。
ご訪問ありがとうございます。
■
私自身は建築家や建築士ではなく
ただ環境に負荷の少ない住宅をカタチにした
建て主の一人です。
自分の住まいについての構想は2003年に
エイモリーB ロビンス博士との出会いをきっかけに始まりました。
環境に負荷をかけるのではなく
むしろ貢献できるような建築の可能性が実現されている場所、
そして実現されている方に出会ったからです。
しかし、まだ20代半ばで結婚の予定もない私には
住まいづくりは現実味のあるテーマではありませんでした。
それから4年後、仕事で知り合ったドイツ人の友人が
大学の研究者になり、来日する際に
一人のスイス人建築家を紹介したいと連絡をくれました。
「素晴らしいコンセプトの住宅のプロジェクトがあるから
是非会って話を聞いてくれないか」と。
そしてプレゼンをお聞きして衝撃を受けました。
まさに日本の気候風土に適した超省エネ住宅の
コンセプトモデルの説明だったからです。
それを、
スイスの省エネ基準をクリアする仕様で建てよう、
というプロジェクトでした。
その基準は「ミネルギー」と呼ばれていました。
当時、ドイツのパッシブハウス基準が
ようやく日本に紹介された頃でした。
エネルギー消費のピークに厳しい制限をかけるカタチでの
削減に重点を置かれているパッシブハウス基準に対して
ミネルギーは、ピークよりも総量に重点をおき、
しかもそのエネルギーが再生エネルギーであれば
パッシブハウスよりも少し多く消費しても良い点が
日本に馴染むのでは、と直感しました。
また、無暖房住宅などの
北欧をはじめとしたヨーロッパ
北海道や東北の超省エネ住宅を、
日本の東京以西に持ち込むことに対して
なんとなく違和感を感じていました。
その違和感の正体こそ、
湿度(しつど)のコントロールにあると
彼は説明してくれました。
湿度は室内の空気の質に大きな影響を与え、
それが健康に対して非常に大切なことであると。
彼の提案は、日本の伝統的な
土壁でつくられた「蔵」をヒントにしていました。
透湿し、蓄熱する木と土の壁による
超省エネ建築こそが日本に相応しい。
その確信に満ちていました。
それは、私が探していた
環境に対するインパクトを劇的に減らし、
かつその土地の気候風土に則した住まい、そのものでした。
そして、プロジェクトに施主として
参加することを決めました。
幸運なことに丁度その頃、結婚する相手にも
巡りあうことができました(笑)
こうして本格的にプロジェクトが始動することになり、
紆余曲折の末、2013年6月に竣工。
現在、丸4年が経過したところです。
カーボンニュートラルの達成状況など、
少しずつ紹介していきます。
突然のメールご容赦ください。大変興味深く読ませていただいておりますHR-C輻射熱機器にすごく興味持ちました一度具体的にお話でも聞かせていただければ幸いです
>太田様
コメントありがとうございます。
HR-Cはとても優れた室内環境システムだと思います。
ただ、ライフスタイルや建築によって、向き不向き、好みはあります。
早い段階で建築士さんや設計士さんにご相談されると良いと思います。
PSさんの技術力、問題解決力の信頼性はとても高いです。
設備機器をきちんとシステムとして構築して頂けるのは
長年の知識や経験、そして様々な改良をし続けている企業だからこそ、
という印象があります。
エアコンに比較してイニシャルコストがかかりますので
一度体感頂くことをおすすめいたします。
エアコンのほうが万人受けすると思います。笑
特に夏は、暑がりな人は風が欲しくなると思います。
今年の夏は室温28℃で湿度50%ぐらいの環境ですが
扇風機があれば快適に寝れていますよ。