洗面化粧台

洗面脱衣室の収納とコスパの良いおすすめ洗面化粧台

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前回に引き続き、洗面脱衣室について。

住まいづくりにとって、洗面脱衣室をどう計画するかは大切です。

玄関、台所、リビングとおなじぐらい、片付いた家になるかどうかの最重要ポイントと思っています。

なるべくお金をかけずに使い勝手のよい洗面脱衣室をつくるために
やって良かったなというポイントを3つ紹介します。

■洗面脱衣室で工夫してよかった3つのこと

1.脱衣カゴの置き場を用意しておくこと。

2.幅半間×高さ天井まで×奥行150mmなどの浅くて扉がついた収納を設けること。

3.洗面化粧台は幅1200mmの既製品の3面鏡+引出モデルを選ぶこと。

住まいづくりで何を優先するのかは価値観によるので、これが誰にもあてはまるとは限りません。

重要なことは、ストレスをなくすことと豊かさを感じることの両立です。

洗面脱衣室はストレスをとりのぞくことがより重要になる部屋です。

そして断熱性能やHR-Cのような取り組みに予算をいくらかでも割いていくためには、どこかで要望を満たしながら予算を抑えて行く場所が必要です。

うちは
2255mm四方の空間に
・幅1200の洗面化粧台
・洗濯機+扉付収納+物干
・脱衣カゴ
・HR−C
・トイレ
・扉付収納
を収めています。

洗面脱衣室は予算の抑え甲斐があります。

では、具体的にみていきます。

1.脱衣カゴの置き場を用意しておくこと。

このスペースがないと、洗濯物を入れたり、分けたり、洗った後の洗濯物を置いたりする場所に困ると思います。

上部は物干にしておくと、なお良いですね。

いまでもたまにモデルプランで1坪の洗面脱衣室に洗濯機+洗面台というプランをみかけますが、
おそらく家事をしたこと無い方がプランされているのだろうな〜〜と思います。
必ずどこかにモノが溢れていくはずです。

ちなみに、体重計は最近の薄型のものなら、洗濯パンと洗濯機の間に入りますので、大丈夫です。

2.幅半間×高さ天井まで×奥行150mmなどの浅くて扉がついた収納を設けること。

収納計画の大原則は、

「使う場所にしまう」

です。

この収納のポイントは、奥行は浅くても良い、というかむしろ深くない事が大切です。

洗面脱衣室の収納はオムツの袋が収納できる奥行を確保して
棚板を用意さえすれば

床から天井までのごく浅いスペースに
・トイレットペーパーのストック
・ボックスティッシュ、ポケットティッシュのストック
・マスクのストック
・かかっていないハンガー
・洗剤とストック
・綿棒のストック
・エチケット用品
・洗濯機洗浄粉
・リネンウォーター
・夏の虫除け
・予備の化粧品
・引き出物のお洒落なスポンジ
・香水・石けん(捨てられない使うのもったいない系)

などなど

ほとんどのものが収納できてしまいます。

奥行きを浅くする事で、その背面を

例えば洋室のクロゼットの裏とか、
トイレ手洗いの裏の奥行きを使ったり、
スペースを効率的に使うことにもつながります。

うちは子ども部屋のクロゼットの奥行を600にして、
間仕切り壁と収納の建具(フタ)の厚みを引いた残り150mmの内寸を確保しました。

そして、収納には扉をつけること。

コストをおさえるために削らないほうが良いです。

洗面脱衣室まわりは、どうしてもホコリが出やすいです。

タオルで身体をふいたり、服を脱いだり、たたんだり、物干したり。

扉がない棚はホコリがつきやすいです。

ホコリがつくと衛生的でないし、洗面脱衣室は湿気が多いので、条件によってはカビが生えることも。

そこはケチらずにちゃんと扉をつけたほうが良いと思います。

節約するなら、次の洗面台がおすすめです。コスパがよいです。

3.洗面化粧台は幅1200mmの既製品の3面鏡+引出モデルを選ぶこと。

これも価値観ですが、洗面化粧台を造作でこしらえると、けっこうトントントンとお金がかかっていきます。

機能をかなり絞り込めば安くできることもありますが、
特に引き出しなど収納を充実させてそれなりの天板にボウルを選ぶと
30万とか40万とか平気でかかることもあります。

なのでどうしても洗面化粧台にこだわりたいなら別ですが
私個人的には既製品の洗面化粧台から選ぶことをおすすめしたいです。

コストを抑えつつ見た目よく収納量を確保するポイントは
幅W=1200のものを選び、余計なシステム収納はつけないことです。

・TOTOならラバトリードレッサーSTシリーズ (オクターブ相当)

・LIXILならMVシリーズ (LC相当)

から選ぶと良いと思います。

うちはTOTOのSTシリーズにしました。

多少機能や選べる面材は絞られますがコスパが超良いのでおすすめです。

既製品でもW=1200のものを選ぶと見た目がそれなりにみえますし、広々とします。

W=900や1000のものに比べて、スケール感が出るので
既製品でもなかなか良いじゃん、となることが多いと思います。

そしてW=1200幅の洗面ボウルは両袖にちょっとしたカウンタースペースがができます。
ここが着替えやタオルをおいたり、化粧品や歯ブラシ、お薬を置いたり、ちょっとした置き場に重宝します。

そして最大のメリットは、幅が増えた分、収納も増えるということです。

広くなった収納を使い切るためにも、引き出しタイプにすることをおすすめします。
そこは下手に扉タイプなどに節約しないほうがいいところです。

・家族全員分のタオルや下着、
・シャンプーやリンスの詰め替え羊や
・お客さま用ボディタオルなども
全部入ってます。

扉タイプにすれば、多少なりとも価格は安くなります。

しかし、坪60万円の家ならそもそもそのスペースをつくるために30万円ぐらいのお金がかかってるんですよね。
なので、引き出しタイプにして収納量を増やす方が、あと少しの差で使い勝手に大きな差が出ます。

結局そのほうがコスパは高くなるのでオススメです。

というのは、実は幅が大きくなっても、商品金額はそこまであがりません。

既製品の商品の値段のあがり方が大きいのは

「収納ユニットの数が増える場合」です。

引き出しが増えたり、扉が増えたりすると値段があがりやすいです。

特に、引き出しの個数が増えると値段がグッとあがります。

そして鏡は収納付3面鏡を選びましょう。スイングとかそういうな機能は省いて良いと思います。
1枚鏡はおしゃれですが、モノが片付かないのでなかなかお洒落をキープするのは難しいです。

W=1200の3面鏡は収納力がかなりあります。コンセントも2カ所についています。

・ドライヤー
・シェーバー
・シェーバー充電器
・シェーバーケース
・ヘアワックス
・予備の歯ブラシ
・歯間ブラシ
・ボックスティッシュ
・化粧品関係
・子どもの肌のお薬関係
・ハミガキ
・歯ブラシとコップ
・予備の石けん
・ヘアピン
・洗顔料
・爪切り
・眉毛ケア
・輪ゴム
・マニキュア
・お化粧道具
・お化粧品

などなど、4人家族分、全部入っちゃいます。

引き出しと3面鏡で圧倒的収納量です。これで一式揃えて10万円台前半ですから。

水ハネで壁が汚れることもないし、本当に機能的だと思います。

ちなみに洗面化粧台にシステム収納ユニットを組み合わせていくのは、やめたほうがいいです。

例えば上部の開き戸とか、袖の収納ユニットなど。

明らかにコストパフォーマンスが下がります。

洗面カウンターの横幅が狭いのも収納量が不足しがちなので、
すぐ近くにパントリーや収納が充実していない場合はおすすめしません。

W900+W300の収納ユニットとかは、置き場所によっては手元が暗くなります。

■まとめ

洗面脱衣室の計画と洗面化粧台の選び方について書いてきました。

ポイントをおさらいすると以下の3つになります。

1.脱衣カゴの置き場を用意しておくこと。

2.幅半間×高さ天井まで×奥行150mmなどの浅くても扉がついた収納を設けること。

3.洗面化粧台は幅1200mmの既製品の3面鏡+引出モデルを選ぶこと。

自分も当初はビレロイボッホなどの洗面カウンターを使った造作で考えていましたが、
予算のバランスを考えて最終的に既製品の洗面化粧台にして本当に良かったなと思っています。

予算に困ったら、洗面化粧台については既製品の良さを最大限に活用してみることを検討してみても良いと思います。
幅1200の引き出しタイプならきっと満足いただけると思います。

今晩は室温22度、湿度50% 快適です。
パネルの温水は自動2ひかえめ運転です。加湿器は弱運転です。

今日は太陽熱温水も34度まであがりました。
部屋の中は裸足でも寒くないので、そろそろ本格的にあたたかくなるのかな、という気持ちになってきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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