知っておきたいこと 光熱費 太陽熱温水システム 節約

太陽熱温水システムのオススメは?機種選定と導入費用・節約のコツを伝授します。

投稿日:2017年11月5日 更新日:

3連休比較的好天に恵まれましたね。

今日23時現在室温24度、湿度49%、快適です。
HR-Cの温水は28度。

夕飯でオーブンを使ったこともあり、
裸足でロングT1枚で丁度良いぐらいなので、
温水温度を27度に下げたところです。

連休中日の昨日は、
午前中にプロジェクトの視察対応、午後は商談で
あいにく連休にはなりませんでしたが、

今日は地域の文化祭があり、午前中は長男の発表会がありました。

幼稚園3年間最後の年に勇姿を眺めることができ、成長を感じました。
一昨年、昨年も都合つけて来れば良かったと少し反省しました。

それにしても子どもたちの成長、可能性は目を見張るものがありますね。

さて、この連休中の素晴らしい秋晴れによって
太陽熱温水システムも好調です。

うちは給湯器に
CHOFU製 エネワイター太陽熱利用ガス給湯システム HSG-200
(貯湯量200L、太陽熱集熱パネル約4㎡)
を採用しています。

11月には珍しく一日フルに給湯使い終わっても
42度で1メモリ(25%以上)残っています。

太陽熱温水システムは、5月〜10月は
ほとんどバックアップのガスを使いません。

特別我慢しなくても
年間の給湯エネルギーの約半分が
太陽熱でまかなえており、年間のガス代は3万円台です。

投資の費用対効果は高く
特にプロパンガスのエリアはガス単価が高いため
適切に計画すれば10年かからずに回収できます。

日当たりが良い環境なら、本当にオススメです。

ちなみに地域、立地、等、条件はあると思いますが
うちの場合は11月に入ると貯湯タンクの温度が
なかなか40度以上にあがらなくなります。

今日のように太陽熱だけで賄えると
気兼ねなくお湯も使えますしお財布も嬉しくなりますね。

とはいえ、導入前は不安もありました。
「もとがとれなかったらどうしよう、、、」
「ランニングコストはどのぐらいかかるのかな、、、」
「故障した時のメンテナンスはどうだろう、、、」

しかし、使ってみたら
環境によっては太陽光発電と同じかそれ以上に
光熱費を節約できるストレスフリーで
すぐれたシステムだとわかりました。

今回はその太陽熱温水システムについて

・オススメ理由
・オススメ機種
・効率的な計画

について書いていこうと思います。

■オススメ理由:再生エネルギー利用給湯器の大本命がフルオートに。

太陽熱をそのままお湯として使うことが
経済的なのは当たり前といえば当たり前です。

太陽熱温水器といえば、
昔からある屋根の上にポコっと乗っている
イメージをされる方も多いと思います。

屋根にお湯を貯めて太陽熱で温めて
お風呂のお湯に使うタイプです。

農業を営んでいる家庭には相性がよく
昼かいた汗を夕方・夜にお風呂で流すことができ
70年代のエネルギーショック以降よく普及しました。

しかし、冬季に水道管が凍ったり、
長期の使用で古いパネルに藻が生えたり
シャワーのお湯に温度調整が難しい機能面の問題や
一部のメーカーで悪質な訪問販売があったりなどして
少しイメージが低下して、普及は頭打ちに。

太陽熱温水器を通った水は「雑水」扱いであることや
人々のライフスタイルが変わり
朝にもシャワーを浴びる人が増えたり、
単身者向けの住宅需要が増えるなどにより
徐々に利便性や経済性が及ばなくなった点は否めません。

その間、

・ガスの高効率給湯器(エコジョーズ)と都市ガスの低価格な料金

・ヒートポンプ式給湯器(エコキュート)と割安な深夜電力料金

の組み合わせが一気に普及していきました。

それぞれ、省エネを謳い文句にしていますが
一次エネルギー消費量で見ると
太陽熱を利用するほうが圧倒的に効率で優れています。

またエコキュートは深夜電力の料金次第で
経済性が大きく左右される点に不安が残ります。

一方、ヨーロッパやアメリカで普及しはじめた
強制循環型の太陽熱温水システムが日本でも販売されました。

それが、私の家でも導入した太陽熱温水システムです。

もともと、屋根の上にのせるパネルにお湯を貯めることは
重量の問題があると言われていました。

そこで
・代わりにパネルに不凍液を循環させて集熱

・熱交換でタンクに貯湯

・給湯時に熱が不足した時はガスなどでバックアップ

・熱を足すことができ、湯切れの心配もない

という優れものなりました。

太陽熱温水システムの代表的な国内メーカーYAZAKIやCHOFUの
貯湯タンクはいずれも200リットル〜となっています。

エコキュートなどのヒートポンプ式給湯器の貯湯タンクが
3〜5人用の370リットル、4〜6人用の460リットルと比較すると
一見少なく感じると思います。

これは、
・高温なお湯を貯めることができるため、
容量が少なくても済むから

・ガスを沸かさないでも良い温度まで上がりやすいほうが
 光熱費で考えると効率が良いから

という理由だと思います。

最近は賃貸マンションでもフルオートの給湯器がついています。

最新の太陽熱温水システムならフルオートで
お湯はりもシャワーもでき、利便性を損なうことはありません。

また、太陽熱温水システムは
省エネのイメージが強いかもしれませんが、
実際はお湯をつくる=創エネ機器といえます。

省エネ機器
=使うエネルギーを減らす

・エネルギーを使う家庭のほうが、もとをとりやすい。
・設備の大きさは、負荷のピークで決定する必要がある。

という特長があり、

創エネ機器
=使うエネルギーをつくる

・エネルギーを節約する家庭のほうが、回収効果が高くなる。
・設備の大きさは、使い方に応じて決定できる。

という特長があります。

そのため、もともと省エネやエコライフに興味がある人には
投資回収効果が高まるため非常にオススメです。

一方で、数少ない欠点というかデメリットもあります。

それは「特に生活は変わらない。」

ということですね。

ガス、石油、
原子力発電の電力、
薪、太陽熱

何で沸かしてもお湯はお湯です。

太陽熱で沸かしたお湯だとどことなく
肌当たりがやわらかい、みたいなことは

使っている実感としては

「ない」

と思っています。

ただひとつ言えることは、

夏の暑い暑い寝苦しい夜に、
ガスや電気でお湯沸かしてシャワー浴びているのって
よく考えると、まぁ少しおかしい、、、

「無駄」という気がしなくもありません。

そういう「無駄なことをしていない暮らしをおくれている」という
心理的な安らぎにつながります。

また、深夜電力の料金を維持するために
重要なエネルギー源、原子力発電所の是非については
意見が別れるところだと思います。

太陽熱温水システムは
個人レベルでできる選択肢のひとつかな、と思います。

■オススメ機種はYAZAKIかCHOFUで決まり!

YAZAKIが2015年に新商品を出しています。
エコソーラー TYPEⅡ」 とてもいい商品ですね!

これはいいですね〜。
導入する時に、貯湯タンクと集熱パネルの量の調整ができるのは
優れた仕様だと思います。

私が機種選定を進めていた2010年当時は
エコキュートソーラーヒートを推していた印象がありましたが
もっと太陽熱を使って自前でまかないたいというニーズが
あったのかもしれませんね。

当初、私が最有力候補としていたのはサンジュニアという長野県のメーカーの製品でした。
「スーパーサンジュニア」

蓄熱槽(貯湯タンク)と集熱パネルの大きさにバリエーションがあったため、
太陽熱だけで給湯を賄うことも理論的には可能になります。

しかし、施工エリア的に難しいことがわかり、選択肢から外れました。

今ならYAZAKIを選ぶかもしれません。
貯湯タンクの容量を300リットルに増やして集熱パネル8平米ぐらいにしたら
冬季もお湯を賄えるかも。。。ですが、

冬場は太陽熱以上に、貯湯タンクが冷えないようにする対策が
重要だと考えているので、貯湯タンクを屋外に置くなら
結局費用対効果が高いのは現在の200リットルで4㎡かもしれません。

結局当時は最終的にCHOFUにしたのですが、
決め手は、2つありました。

ひとつは「ECOゆ」というモードです。

設定温度以下の場合でも、バックアップ(うちの場合はガス)を
使わずにお湯を使えるというものです。

例えば、冬場に30度ぐらいまでしか温度があがらない場合、
お風呂やシャワーには冷たすぎますが
炊事には使えます。

そういう時は、「ECOゆ」を押せば
タンク内のお湯の温度が30度なら、
設定温度が32度でも、ガスを沸かさずにお湯を使えます。

この「ECOゆ」機能、使った方ならご存知かもしれない
大変エコロジーマニアックな話なのですが、、、

通常、貯湯タンク内の温水の温度が、
設定温度より2〜3度以上差がないと、
ガスが湧いてしまいます。

例えば設定温度が40度で
貯湯タンクが41度でも、ガスが湧いてしまうのです。

最初は、「え、なんで? 故障なの?」とすら思いました。

しかしこれは、
・沸かす場所の温度ではなく
使う場所の給湯温度を保つための措置だと思います。

※メーカーに確認したわけではないです。

浴室のシャワーはサーモスタット付の温度調整ができる
お湯と水を混ぜる混合栓がついていることがほとんどです。

そのため、実際に使うお湯の温度が設定温度を下回らないように
蒸気のような措置は不可欠だと言ってもよいと思います。

ただ、節約志向の高い人からすれば

「貯湯タンクは40度だし、その温度で構わないから
 ガスは沸かさないで欲しい。」

という気持も少なからずあると思います。

そういう時にも「ECOゆ」は使えます。

ちなみに、この「ECOゆ」は浴室側のリモコンでは
設定できません。

キッチン側のリモコンでのみ設定可能です。

貯湯タンクのお湯が40度で、
ガスを沸かさずにシャワーを浴びたいなら
キッチン側のリモコンで「ECOゆ」にすれば
ガスを沸かさずに浴びることができます。

そして、もう一つの理由は設置方法にあります。

うちの屋根はガルバリュウムの立平葺きです。

最近、太陽光発電パネルでは、屋根材や防水のルーフィングに
穴を開けないで設置する工法が主流となっています。

キャッチ工法、グリップ工法などメーカーにより呼称は違いますが
この立平葺きのハゼの部分を使った設置方法をとることで
外観上スッキリとした設置が可能になります。

驚くかもしれませんが、
太陽熱温水システムの集熱パネルの設置方法は
屋根材を貫通しない場合はワイヤーによる支持が標準的な仕様でした。

これは美観上全く宜しくないです。。。

太陽熱温水システムの導入をやめようかな、と思うほどのインパクトがあります。

そこで、太陽光発電パネルの立平葺き用の金物を流用し
集熱パネルを設置して、美観を損ねずに設置することを検討しました。

当時、CHOFUからもメーカーからの保障はできないということでしたが
技術的には可能ということがわかり、決定しました。

■費用目安と仕様、効率的な設置計画について

いきなり脇道にそれます。

エコキュートと太陽熱温水システムの相性について
質問を頂くことが多いのですが

はっきり言うと、経済性や費用対効果のメリットは少ないです。

実は、同じ目的でエネルギーを使う時に

・省エネ機器☓省エネ機器の組み合わせ

・創エネ機器☓省エネ機器の組み合わせ

はいずれも経済性では不利になります。

特に、創エネ機器である太陽熱温水システムは、
使う量に関係なく、お湯をつくりだしてくれます。

そのため、追加で省エネを入れる必要性が
限りなく少なくなります。

例えば
200リットルのお湯を使う方に、
200リットルの太陽熱温水システム=創エネ機器があったら
省エネ機器は不要になります。

次に400リットルのお湯を使う方に
200リットルの創エネ機器があったら
あと200リットルをバックアップ(別の熱源)で
つくる必要があります。

逆に、
残りの200リットルのお湯を
エコキュートでつくってエネルギー量を半減しても
100リットル分しかメリットが生まれません。

400リットルのお湯を使う方が
最初にエコキュートを導入すれば
200リットル分メリットが受けられます。
太陽熱温水も不要です。

このように、
省エネ設備はエネルギーを使えば使うほど得なので
そもそも必要なエネルギー量が少ない環境では
投資回収年数が非常に長くなりやすい
というデメリットがあります。

また、機器が増えれば故障のリスクも増えます。

創エネ設備があれば省エネ設備は不要にできます。

少し、遠回りしましたが

太陽熱温水システムは創エネ設備機器ということなので、
使う量によらず、つくるお湯の量で経済性が決まります。

必要なお湯の量を把握し、
どのどの程度を賄えれば良いか、
と考えて仕様を決めると失敗しません。

うちのシステムは導入に約40万円かかりました。

太陽熱温水システムの費用と効率はいくつかの要因で決まります。

検討に必要なのは、
・お湯の消費量
・自前で賄いたい量
・立地する敷地の日射量や晴天率等

です。それによって

【機器の仕様】
・太陽熱集熱パネル(以下、パネル)の枚数
・貯湯タンクの量

を決めるにあたって

【設備設計】
・パネルの設置方位と角度(=屋根の角度)
・パネルと貯湯タンク(以下、タンク)への配管長さ
・貯湯タンクの設置場所
・貯湯タンクからお湯を利用する場所までの配管長さ

【その他】
・リモコンの使い勝手の良い配置
・お風呂の断熱仕様や節湯型の水栓金物の剪定

などが関係してきます。

更に、美観上優れたパネルの配置と
パネルからタンクまでの配管のルートの検討が必要です。

これを、全部、建築主が考える必要はありません。

優秀な建築士や設計士に早めに太陽熱温水システムの
リクエストを上記の内容で伝えることが重要だと思います。

ちょっと長くなってきて途中で端折っているので
後日画像の追加や追記をしたいと思います。

-知っておきたいこと, 光熱費, 太陽熱温水システム, 節約

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