知っておきたいこと 超省エネ住宅 設備 熱交換換気システム

花粉症やアレルギー対策にも有効?衛生的な換気計画のコツ。

投稿日:2017年11月22日 更新日:

今朝は2度まで冷え込みました。寒くなりましたね〜。
2F主寝室の温度計が今年初めて19度を下回っていました。

カーテンと窓の間に置いていたからかもしれませんが
まだ11月なのに珍しいです。

さて、今日は
前回の換気の記事でも少し触れた

・建物外部の吸気口と排気口の位置
・室内の給気口と排気口の数と位置

について書いていこうと思います。

今回紹介する内容は

私達の家を設計してくださった建築士の方と

空調計画を立案されたZehnder社
(ヨーロッパではシェアの大きい空調機器メーカー)
の計画担当者との打ち合わせ時のアドバイスをもとにしています。

換気についてこれまでに書いてきた2つの内容

・給気と排気のバランスが重要であること
 参考:高断熱住宅にオススメのレンジフードは?同時吸排気式は必須?

・ライフスタイルに応じて選ぶこと
 参考:超省エネ住宅に熱交換換気システムは必須?全熱と顕熱の選び方。

という大原則にたったうえで

断熱性能と気密性能の高い水準の家を建てることを決めて
具体的に計画換気をしていく必要があるなら
知っておいて損はない内容だと思います。

知ってしまえば当たり前に感じることですが、
このような知識を住まい手や建築主もあらかじめ理解しておくことで、
プランニングに対する要望として伝えやすくなることが
実は一番大切なんじゃないかな、、、と思います。

特に、
花粉症やアレルギー性鼻炎などの症状がひどい場合に
実は原因がカビだったということはあるようなので
換気が衛生的に有効になる方法があるなら
知っておきたいところです。

建てた後そこに住むのは
建築士や設計士ではなく自分たち家族ですし。

ただ、換気計画は立地条件にも大きく左右されますので
考え方の基本という感じで読んでもらえると良いかと思います。

■換気計画で知っておきたい4つの用語

簡単にまとめておきます。

OA:Open(Outside) Air
(外気=新鮮空気を建物外部から取り入れる場所)

SA:Supply Air
(室内に新鮮空気が入ってくる場所)

RA:Return Air
(室内から汚れた空気が出て行く場所)

EA:Exhaust
(外気に汚れた空気を排出する場所)

ちなみに熱交換換気システムを入れた場合の空気の流れは

 外気→OA→(熱交換器)→SA→(リビングや寝室)
               ↓
 外気←EA←(熱交換器)←RA←(キッチンやトイレ洗面)

となります。

まず

・建物外部の吸気口と排気口の位置

から解説します。

■結論1 東・北から吸気、南・西へ排気

外気の新線空気を取り込む位置は、東か北に設けます。
高い位置が良いです。

直射日光が長時間あたる場所や、暗くジメジメとした場所、
地面に近かったり、樋やバルコニーの床、排水口が近いのはよくない。

これは、衛生的な理由だそうです。

暑かったりジメジメしたところはどうしても
雑菌が繁殖しやすく衛生的でなくなるからです。

花粉症やカビやダニなどのアレルギーが
より深刻になる可能性もあるとのこと。

なので、日の当たりやすい南面や西面から
外部の新鮮空気をとりいれることは
避けたほうが良く

北・東面一日の中でも朝陽は最も殺菌作用のある光が
あたり夏場でも気温があがりきる前なので
OKとのことでした。

例えば建物の北側や東面に

あまり流れのない池や沼、排水路等、道路

隣家のキッチンの排気口、トイレや洗面脱衣室の排気口、

などがある場合は

相対的にもっと清浄な環境だと考えられる面から
新鮮空気をとりいれれば良いです。

南・西に排気する理由は、
新鮮空気を吸う近くにわざわざ配置する必要がないことと
上記を考えれば理にかなっていることがわかります。

ダクト式セントラル換気の場合は基本的にメインの吸気口は1箇所です。

メンテナンスができる位置かを確認しておけば
特に問題はおこりにくいと思います。

キッチンや浴室に独立して同時給排気式の換気扇を設ける場合
それぞれすぐに排出されるため、メインの吸気口から離れてさえいればOKです。

これで、建物外部の基本的な考え方は整理できました。
ここまではまぁ、予想できる範囲だと思います。

次は
・室内の吸気口と排気口の数と位置
について説明します。

■結論2 新鮮空気が必要なところに新鮮空気をあふれさせる配置を

これがZehnder社からのアドバイスでした。

例えばLDKがこの順番でL字型の配置になっているとします。

何も知らなければ、
リビングとダイニングにSA(給気)を1箇所ずつ設けて
キッチンにRAを必要数(うちでは3箇所)設けるイメージですが

実際にオススメなのは

SAは
リビングに2箇所
ダイニングはなし

つまり、
空気の入り口と出口を意識して
新鮮空気を溢れさせていくという考え方をすると
快適さが高まるのだそうです。

給気グリルの場所も限定されますので
インテリアデザインの観点でも有益です。

アレルギーや花粉症がひどい方は
もしかしたらその原因がカビだったり
それが換気の不足を解消することで
軽減することも充分ありえます。

因果関係はわかりませんが、
私自身も鼻炎のような鼻水が
引っ越してからはだいぶ減りました。

あんまり書くと胡散臭い感じになるので
書きませんが。。。

ちなみにうちのSAとRAの箇所数を階別に整理すると

<1F>
SA:計2箇所
  和室に2箇所(天井付)
  ※和室はリビングに隣接しています。
   RAから最も遠く、和室→リビング→ダイニング→キッチンとなっている。

RA:計4箇所
 キッチンに3箇所(壁付)
  トイレに1箇所(天井付)

<2F>

SA:計4箇所
  主寝室に2箇所(壁付)
  洋室1に1箇所(壁付)
  洋室2に1箇所(壁付)

RA:計2箇所
  洗面脱衣室に1箇所(天井付)
  洋室2の屋根裏空間に1箇所(天井付)

となっています。

こうしてみると、

階ごとにSAとRAの数が違います。

新鮮空気が必要なところに溢れさせて
湿気やニオイが出やすい最も汚れやすいところから
排出していく考え方が徹底されています。

また、自分自身の様々なモデルハウスなどを
夏場や冬場に見た経験から

屋根裏空間が断熱されていても
窓が無いと熱がこもっているケースが有りました。

それで、
RAを一箇所屋根裏空間に設けることを相談し、
承認頂きました。

SAのグリル設置位置についても

・換気の気流が直接人にあたらない場所を狙うこと
・できるだけ部屋の排気の対角位置を意識すること

などのアドバイスがありました。

特に気流感のコントロールには
部屋のどの位置にいるのかどうか、

例えば
・主寝室のベッドの位置
・リビングのソファの位置

などをプランニングの段階から
意識しておくことで

デザインと機能面、そして設置可能な空間があるかを
同時にスムースに検討できるので良いなと思います。

また明るいうちに各部屋の給気排気グリルの写真を撮影し
換気計画検討のPDFなどとともに後日追加しようと思います。

そして、冷え性気味だった妻と採用を決めた
超省エネ住宅+輻射暖房システム+熱交換換気システムの
メリットとデメリットについて次回まとめていこうと思います。

気づいたら日付が変わってしまいました笑
リビング室温23度。湿度は50%。快適です。
HR-Cの暖房パネルの温水は35度。加湿器は運転しています。

靴下を脱いでも床は冷たくありませんが
風邪を引きたくないので、今夜は履いて書いていました。

寒くなってきたので、電気代も心配になってきますね。

健康第一に気をつけてのりきりましょう!

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

-知っておきたいこと, 超省エネ住宅, 設備, 熱交換換気システム

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