答え:快適です。※ただし、条件付。
「梅雨」もまっただ中。あじさいがきれいな季節になってきました。
住んでいる滋賀県近江八幡市もかなり日中の温度が上がってきました。
今日は32度まであがって夏らしくなってきましたね。
職場ではエアコン冷房をかける日が増えてきました。
電車も冷房が入っていないとキツいですね。。
以前の記事にも書いているように、
高断熱住宅+放射(輻射)冷房の家にとって
「梅雨」はとても苦手な季節です。
室温がそんなに高くないのに湿度が高いため、
快適にしようと除湿しようとすると家が冷え過ぎてしまうのです。。。
が、今年は空梅雨なのか、あまりジメジメしていません。
なので今年はまだ冷房(HR−C)は入れていません。
県内の草津市に住んでいる建築士の友人が、
「HR−Cの放射(輻射)冷房を体感しにいきたいなぁ」
と言ってくれていて、まだ冷房してないんだと答えたら、
「え、まだいれなくてもOKなの?」
というやりとりがありました。
それで今年の冷房を入れるタイミングが後でわかるように、
まだつけていない記録の意味で書いています。
この文章を書いている室内も快適です。
といっても、今はまぁ夜ですからね(汗)。。。
外気は24度ぐらいかな。室温は26度、湿度56%です。
窓は閉切っていたのですが、ちょうど今開けたところです。
風がきもちよいです。
外気温が朝晩で25度以下の期間なら、
夜から朝にかけて窓を開けっ放しにしておくと、室内はそれなりに冷えます。
※記事を書いた翌日の朝7時前は室温24.5度でした。
朝起きて掃除を終えて午前8時00分頃から窓を閉切っておくと、
冷房入れなくてもまだまだ過ごせます。
でも夜、外気が27度より下がらないようになってくると、
さすがに風が吹かないと快適さの面では厳しいですね。
HR−Cのような放射冷房の場合は、窓をあけても冷房できますので、
外気の条件に応じて開けたりしめたりしています。
窓をしめきった時には扇風機があったほうが快適。
さて、あたり前ですが窓を閉切ると風は入りません。
外気が暑い時は熱い風が吹いてきますし、無風の時は窓をあける必要がない。
なので実際は閉切って風がないこと自体は問題になりにくいです。
普通のエアコンの冷房の場合も、窓は閉切りますからね。
もちろん、窓は通風を意識した計画になっていたほうがよいと思います。
そのほうが冷房に頼らない中間期を長くとることができる設計になりますので。
特に、昔の茅拭き屋根の家のように風の通り道にしっかりと軒のかかった日陰の土間空間が大きな面積であると、それだけで家の中をかなりひんやりと涼しくしてくれます。
しかし、今の家はなかなかそういうスペースをとれる家は圧倒的少数派。。。
それでスペースの代わりに高性能の建材を緩衝に使うのですが、
閉切った空間で冷房をかけていない場合、扇風機はあったほうが快適さは劇的にあがります。
特に自分は汗っかきのほうなので、風がふくと気化熱のおかげかとても気持ちよく感じます。
だいたい室温28度ぐらいまでは扇風機さえあれば、冷房なしでも快適に過ごせます。
扇風機はもう6年以上働いてくれているTOSHIBAのDCモーターのタイプのもの。
とても静かで気に入っています。毎シーズン、ちゃんと掃除して大切に使っています。
いわゆるエアコンのない暮らしが5年たちました。
家の中でエアコンをつける日常から離れてみて、
優れた空調機械、冷暖房装置というのは、
そばにおいていても不快に感じないもの
なのかな、という感想をなんとなくもつようになってきています。
不快な気流感や音、その姿カタチなど含めて。
床下や屋根裏にエアコンを無理やり入れ込むのも悪くはないと思うのですが、
静かな扇風機やHR−Cなどの放射(輻射)冷房、暖房などは、部屋の中においてあったり、そばにおいていてもよいような気がします。
その違いはどこにあるんだろうな、と考えながら、建築士の友人とまた話し合うひとときがいまから楽しみです。