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排水のニオイの悩み解消!おすすめは洗面手洗の配管チェック。

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家の中が排水のニオイがして悩んでいる方へ。

今回は、お役立ち系の記事です。

以前、自分の家の換気計画で排水のニオイの悩みがあることを、コチラの記事で詳しく書きました。

高気密住宅で排水のニオイがする時にチェックすべき3つのこと

今回、より本質的な問題がわかったので記録として書いておきます。

以前の記事では、洗濯機の排水口のところで排水不良があることがわかり、問題となる現象が起こった時にどのように原因を発見していけばよいのか、原因究明のアプローチについて書いていました。

当時の結論は、住宅側に問題があったわけではなく排水口にワイシャツの襟元にいれるプラスチックのパーツが塞いでしまっていたので、そこを綺麗に掃除してから解消したと思っていたのですが、、、、

 

なんとなくまたニオイがしてくるようになってきました。

 

玄関が排水のニオイがすることはほとんどなかったのですが、2Fの洗面台の引き出しを開けると、タオルなどに排水のニオイがついている、と感じることが増えてきました。

 

おすすめは排水管の接続部分のチェック!

 

実は、仕事でおなじようなご相談をいただくことがあり、その中になんと洗面台の排水口がちゃんと塞がっていない事例がありました。

 

お世話になっている設備屋さんではない、洗面台メーカー側の施工チームのシゴトでしたが、どういうわけか封臭栓がきちんと施工されていなかったのです。

こちらが、そのときの写真です。

 

グレーの立ち上がっている排水管に黒いゴムのパッキンがきちんとはめ込まれてから、ステッキと呼ばれる白い排水トラップの排水管が密着するかたちで差し込まれていないと、ニオイが漏れてしまいます。

ここをきちんと密閉することができれば、当然ニオイが戻る事はありません。

マニュアルで見るとこんな感じです。

 

 

パッと見はちゃんと施工されているように見えたのですが、、、、

 

 

なんとただのっかっているだけでした。これでは当然ニオイがあがってきます。

 

またその後、同様の悩みでご相談のあった家では、トイレの手洗の立ち上がり排水管に対してステッキの位置が少しずれており、ゴムの反発力で外れてしまっていました。これも直したところ、ニオイが止まりました。

 

それでですね、、、、

これはもしやと思った訳です。

 

うちも、そうなってるんじゃないかと。

 

ご相談いただいた2つのお住まいも、気密レベルはC値で0.5はくだらない高気密住宅。

換気の気圧差よりも本質的な問題が見つかったわけです。

 

実は以前、トラップの接続部分はすべて確認していたのですが、

その下の、立ち上がりの排水管とトラップの接続部分は確認ができていなかったんです。

 

それで、洗面台の引き出しを外して確認してみることにしました。

 

洗面カウンターの下の化粧ベニヤのネジを緩めると、なんか錆っぽい感じ。

(これは、封臭栓がちゃんと施工出来ていない場合によくある。)

 

で開けてみると、、、

 

 

BINGO!!

 

でした。

(いや、本当にこんなBINGOいらないんですが、問題がわかったからよしとしましょう。。)

 

 

早速、ちゃんとゴムのパッキンを接続しなおしました。

 

なんとなく、引き出しや引き出しに入れていたタオルも排水のニオイがまだ残っている感じなので

昨日と今日ですべて拭き掃除し、洗うことにしました。

 

やってやりました!

ニオイが以前より全然しなくなりました。

 

で、気になるのが他の排水管の接続部分。

 

1F玄関横の洗面、キッチンともちゃんと施工されていました。

このページのサムネイルはキッチンの接続部分、同じ写真を貼付けておきます。

 

このあたりは全然ニオイの悩みはなかったのですが、

ちゃんと施工されていたようです。

(それが普通だと思いますが。。。)

 

というわけで

排水のニオイの悩みは解決に向けて大きく前進しました。

今後、このブログで排水のニオイの記事を書かないで済むことを心より祈りつつ。

まとめ:排水のニオイで悩みがあれば、排水管の接続部分をチェック!

確認自体は、自分でも可能です。

もし問題があった時は、自分で直すこともできますが、建築会社さんにちゃんと連絡いれておくことをおすすめします。

 

完璧に修理してくれるはずです。

 

ちなみに私が目にした封臭栓設置の方法としては、

1)立ち上がりの排水管の中に入れるタイプのパッキン設置

2)立ち上がりの排水管にかぶせるタイプのパッキン設置

の2種類があります。

 

どちらが良い、とは一概に言えないですが

1)は管そのものを埋めることができるのと

管の切断面が綺麗でない場合でも対応しやすいので、

1)が良いかなと思います。

 

2)は管の切断面が綺麗で無い場合、かぶせたパッキンと管との間に隙間が出来そうで、なんとなく不安が残ります。

 

うちは2)のタイプなので、また何か問題があれば、1)に代えて様子をみてみようと思います。

 

ということで、排水のニオイのお悩みの解消に必ず役立つかはわかりませんが、ひとつつぶせるポイントになると思うので、ぜひ確認してみることをおすすめします。

 

今夜は室温25度、湿度54%、快適です。

今年はあまりジメジメとした日が少なく、HR−Cの除湿運転もまだありません。

明日からまた雨のようなので、低気圧のニオイへの影響も確認できそうで楽しみです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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