超省エネ住宅をこれから建てる方々にとっては
住んでから感じたよいことの情報と同じぐらい、
いやむしろ住んでから起こったトラブルやメンテナンスの
情報のほうが参考になるかもしれません。
以前、HR−Cのラジエーターパネルのお掃除については書いた事があります。
このような大掃除みたいなネタだけでなく
「本気のトラブル」
もあります。
ということで、
今日はトラブル初級編ということで
「木製サッシの枠が割れを耐水性木工ボンドで補修」
という内容です。
木製サッシを採用されて同じようなトラブルが起こったら
参考になるかもしれません。
耐水性木工ボンドでなおせる場合なら自分で直せます。
うちの木製サッシは内開きと内倒しができる
ドレーキップというタイプのものです。
以前の記事で詳しく紹介しています。
参考:トリプルガラスは結露しない?木製トリプルサッシを導入した感想。
2017年6月のある日。
この大きな窓の障子(動くほう)側の枠が割れてしまいました。
こどもが開いた窓と枠の間に絵本を挟んだ状態で
「バンっ」と勢いよく閉めたみたいです。
が、がーん。
そんなんで壊れるんだ、、、
しかも、
気密部材のゴムをおさえつける構造になっている
フィンの部分が割れている。。。
気密性能の劣化も心配です。。。
そしてこのサッシは今はなきドイツのPAZEN社製。
修理できるところのあてもない。。。
ということで、自力で直す方法を考えました。
木工用ボンドで割れたパーツを貼つけるのが
もっとも良い方法と考えました。
そして、最適なボンドをさがすこととしました。
サッシは雨水や湿気がまわりやすいため
普通のボンドでは劣化しやすいです。
そのため耐水性・耐湿性のボンドを選ぶ必要があります。
有名なのはこちらのタイトボンド3でしょうか。
しかし、自分が住んでいるエリアでは売っていないため
同じ成分表示がされている商品をホームセンターでさがしました。
成分をにらめっこしながら、、、、ありました。。
パワーエース 木工アクリア(株式会社アルデコ)
タイトボンド3と同じ
酢酸ビニル系樹脂を使った商品で配合率がちょっと違いますが、
・雨や湿気に強く
・乾燥後に固い皮膜になる
という特長も似ています。
これにしました。
割れたパーツがハマることを確認してから
断面に塗布して、押し付けるように貼付けました。
割れてなくなったパーツもありますが、
ほとんど元通りに直りました。
気密部材のゴムのところもちゃんと
おさえがきいています。
なんとか復旧できてよかったです。
木製サッシの一部が欠けたり、表面が割れてとれた場合は
耐水・耐湿性の木工ボンドで直せることがあります。
緊急・応急処置程度なら素人仕事でもなんとかなることもあります。
ただし、接着剤はつけかたを間違えると
サッシが開かなくなるなど、
取り返しがつかなくなることもあります。
取り扱いには注意するとともに
通常のアルミ樹脂の複合サッシや樹脂サッシと同様
メンテナンス業者さんに相談されるのがベターと思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今夜のリビングダイニングは21度、湿度48%。快適です。
暖房はHR−C自動2ひかえめです。
裸足でも大丈夫なあたたかさになってきました。
書いている温度や湿度はあまり変わらないのに。。。
近々、表面温度についても記してみようと思います。