輻射冷暖房(PS HR-C) 光熱費

【3/5修正追記済】超省エネ住宅2018年1月のHR−C暖房費節約状況と断熱性能の目安

投稿日:2018年2月9日 更新日:

雪のニュースが絶えない2018年。

あっという間に1月が過ぎ去りました。
寒かったですね〜〜。そして早かった。。。

そしてピークを迎える光熱費。
やっぱり気になる暖房費。
その節約(?)状況を報告します。

(※節約と言っても、特別な節約行動はしていません、、、断熱性能のおかげです)

私が住んでいるのは地域区分5地域で冬季にマイナス3度ぐらいまで下がるエリア。
今年は雪も15cm以上積もりました。

そんな気候風土で24時間全館空調をおこなった実績になります。

以前の記事で、2017年12月の暖房費について書いています。
暖房方式について詳しく書いているので宜しければご覧下さい。

参考:全館暖房で約5000円。HR−C+自動モードは快適!

■2018年1月の空調(暖房+換気の費用)

上記の記事では、暖房に使ったエネルギーのみ紹介していました。

より誠実に報告するなら
空調の消費エネルギーは暖房や冷房に加えて、
換気に使った消費エネルギーも記載すべきかな、

ということで
今回はそれぞれの量を算出してから
合計してみました。

※キッチンとお風呂の換気扇は
全館空調とは切りはなし
独立した回路としています。
以下の「換気」の数値には含まれていません。

2018年1月の暖房の消費エネルギー量。
回路19は先月:240kWhでした。

【※ここから修正・追記しています】

そして換気。
回路08は先月:27.8kWhでした。

1月の回路28は7.6kWhでした。


それぞれ、電気代を24円/kWhとすると

暖房費が6,000円。

換気が667.2円。

換気が182.4円。

合計約6,667円です。

合計約6,182円です。

【※修正・追記ここまで】


24時間全館暖房+換気をして

室温がだいたい20度〜22度程度をキープするのに
かかっている暖房費+換気の費用です。

消費エネルギー量からの計算なので、
太陽光発電をのせてものせなくても結果は同じです。

参考としてこちらは1日の消費エネルギー量です。

まず暖房から。

基本的につけっぱなしなので、
回路19のヒートポンプが
一日中動いていることがわかります。

深夜から朝方にかけて
ちょっと消費エネルギー量が増えています。

外気温が下がりヒートポンプの効率が
低下しているのかもしれません。

換気も一日の中で変化があります。

こちらは外気温の影響というよりは
朝に弱から中に
夜に中から弱に
換気風量を切替ている影響が大きいと思います。

換気量が多い日は
夜、中から弱に切り替え忘れている可能性が高いです笑

料理をしたり、掃除をしたり換気量をあげるときや、
冷え込みが厳しい日に消費エネルギー量が増えていますね。

このあたりの生活行動や使い方との
分析はあまりやったことがありません。
今後明らかにしていきたいです。

■どのぐらいの仕様を目安にしていけばよいか

ということで、一番寒さが厳しい1月。
1日あたり220円の暖房費と換気費で
全館空調できていることがわかりました。

冷え性気味だった妻も快適に過ごしています。

では、実際どの程度の仕様を目安に
設計していけば良いのでしょうか。

私は、HEAT20のG2グレードをひとつの目安にすると
快適さと経済性のバランスがとれるように思います。

というのは、
たまたま先日断熱性能のUa値と

太陽光発電に必要な出力を

表にまとめる作業をしていました。

その中でうちの仕様は

「HEAT20基準のG2グレード」

に相当することがわかりました!!

HEAT20のG2グレードのふれこみは

「平成11年基準、次世代省エネ基準で

局所間欠暖房(部屋ごとに必要なだけ暖房)した時と

同程度の消費エネルギー量で、

全館空調ができる程の断熱性能」

とのことです。(5地域の場合。東北や北海道なら削減効果が出てくる)

「あー、まさにコレだ!」

と思いました。

・私の家の設計上の断熱性能。

・住んでみての体感温度や快適さと光熱費の実績。

・ゼロエネに必要な太陽光発電の出力。

これらの関係から考えて、まったくもってその通りだと思います。

消費エネルギー量

のところを

暖房費や光熱費と

読み替えてもらっても

そんなにズレないと思います。

家づくりの構想を始めた2008年当時、

「20年後も通用する性能の家を目指そう」

と考えて取り組んできました。

だいたい狙っていた通りの結果が出ているのかな、と思います。

■まとめ

これから家づくりを考えている方で、

断熱性能あげて全館空調される方なら

HEAT20のG2グレードを私の経験からオススメします。

もっと断熱性能をあげてパッシブハウス級を
目指す事も否定はしません。

しかし日本の気候風土、
そして快適さとコストパフォーマンスを考えると
ZEHを目指すにしても
このあたりがバランスが良いように思います。

延べ床面積100㎡程度の家なら、

厳冬期でも月6,600円程度で全館暖房空調している
うちと似たような実績が得られる可能性は高いです。

私の家は南面に2世帯住宅が建っているので
うちの敷地より日射取得の条件でもっと有利になるかもしれません。

更に超省エネで快適な家になる可能性が高まるように思います。

ということで、最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今夜のリビングは室温22度、湿度46%、快適です。
HR-Cの温水ヒートポンプは自動2。
全館空調の換気量は1です。

まだまだインフルエンザが流行っているようなので
あたたかくしてしっかり睡眠をとって
元気に乗り切っていきたいですね!!

-輻射冷暖房(PS HR-C), 光熱費

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